動きの激しいものを見る時の双眼鏡

動きの激しいものを見る時の双眼鏡

飛行所の展望台から旅客機の離陸や着陸を見るとき、競馬場でレースの様子を見るとき、そしてバードウォッチング野鳥観察をするときなど双眼鏡があるとても便利です。
遠くのものをより多く見たいときには倍率が大きな双眼鏡が便利ですが、倍率が上がると見える範囲が狭くなるので動きが激しいものを見ると像をとらえることが難しくなるなどテクニックも必要になります。
また、視野が狭くなると僅かな揺れでも手振れが生じやすくなり、像をしっかり見ることができません。
一般的に、野鳥観察などで使用する双眼鏡は倍率が10倍程度で、手振れを補正する機能が付いているタイプが推奨されます。
メーカーにもよりますが、倍率は8倍から最高18倍の製品が主流になっている会社が多く、その中でも10倍は主力製品になっているケースが多いようです。
なお、10倍の双眼鏡で100m先のものを見ると、10m先まで近づいて肉眼でそれを見たときと同じような大きさで見えます。

双眼鏡を選ぶ時には画角に注意した方がいい

双眼鏡は、遠くの対象を近くで見るために使われます。
望遠鏡は片方の目で見る単眼方式で高倍率です。
対象としては天体や自然観測などが一般的です。
双眼鏡はそれよりも近いスポーツ観戦や観劇などに向いています、両方の目で見ることができるので、立体的に感じることができるメリットがあります。
裸眼で見る時と比べて対象物の大きさが違うのは当然ですが、その分見える範囲が狭くなっていることに気がつくでしょう。


双眼鏡の見える範囲は、画角によって決まります。
対物レンズと言われる先端についていいる大きなレンズの大きさや倍率によって、その範囲は変わります。
例えば高倍率で狭い範囲しか見えないと、見たい対象が動くたびに見る向きを変えなければいけないので、面倒です。
視野がある程度広くなれば、それだけ動かす回数が少なくなり、疲れません。
そのため、動きの激しいものを見る場合には、4倍や8倍などの低倍率の方が便利です。
対象物の細部が見たい時には、10倍以上のものを選ぶといいでしょう。

双眼鏡に関する情報サイト
双眼鏡を持って出かけよう

こちらにサイトは、野鳥観察や遠くの景色を拡大してみたいときなど何かと役立つ双眼鏡の基礎知識について初心者でも分かりやすく解説しています。倍率が大きいタイプはレンズの口径も大きいので、本体の重量も重くなりがちです。そのため、購入する前に重量がどのくらいの重さになるのかしっかり確認しておきましょう。また、倍率が大きくなるとその分被写体を大きく見ることができる反面、手振れなどが生じやすくなるので手振れ補正の機能が付いているものを検討されると良いでしょう。

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